管理規約が分譲時のままです 見直しをしたいのですがどのように取り組んだら?

Question

分譲時に作られたままの管理規約です。標準管理規約は度々改正されていますが、当マンションはどのように取り組んだらよいのでしょうか。

Answer

管理規約は、区分所有者が遵守すべきルールですが、これが法令に違背しているものとなってしまっている場合には問題となります。
そのため、そのような事態を避けるために、関連する法令の改正があった場合には、管理規約の見直しが必要です。
また管理規約は、維持管理が適切かつ円滑に行われるよう、常に実態に即したものとしておくことが必要です。そのため賃借人の増加や居住者の高齢化等により居住者の構成等の変化があった場合、管理規約の見直しをお勧めします。
総会の決議で管理規約が変更された場合、議事録に規約改正部分のみが記載されている場合であっても、規約原本と規約変更を決議した議事録があれば、変更後の規約内容を把握することはできます。
しかし、現在有効な規約内容の一覧性は確保できません。
そこで、現に有効な規約内容を1通の書面(又は電磁記録)に記載したものを配布することは有効です。なお、国土交通省が策定、公表している標準管理規約は、区分所有者の改正案を踏まえ、標準管理規約の見直しを行っていますが、都度の改正標準管理規約を参考として点検することが望ましいと考えられます。