福管連 防災マニュアル

わが国は、国土の特性から、地震だけでなく津波、台風、竜巻、水害、土砂災害、雪氷災害、火山噴火などの自然災害が多発する可能性があります。私たちは、安全・安心のセーフティーネットとしての防・減災網を多方面に張り巡らし、事前の備えを構築しておくことが重要です。さらに、ハイスピードで超高齢化へ突っ走る社会的環境の中で、高齢者対策をいかに組み込んでいくかが、防災の重要なキーポイントです。
阪神・淡路大震災は、高齢化が進む近代都市を直撃しました。死者6,434名のうち33%が70歳以上の高齢者で、倒壊家屋などによる圧死が死因の大部分を占めていました。東日本大震災でも犠牲者に占める高齢者の割合はほぼ同じ傾向で、35%が70歳以上でした。高齢者は個人差があるにしても、誰でも視力や聴力、体力が衰えて、迅速な判断や行動が求められる震災時の弱点になります。したがって、災害時における対策においては、高齢者対策が重要なポイントであることは言うまでもありません。
福岡マンション管理組合連合会では、平成17年発生の福岡県西方沖地震の被災体験を風化させないように、震災1年後に「マンション地震対策マニュアル」を発行しました。地震を含むいろいろな災害を防ぎ、被害を減少させる視点から「福管連防災マニュアル」を作成いたしました。マンションの防・減災対策に活用してください。

【目次】
第1章 管理組合の災害への備え     第2章 各住戸の災害への備え
第3章 災害発生時の管理組合の取組み  第4章 災害発生時の各住戸の取組み
第5章 行政の災害対策の基本と行政情報 第6章 様々な災害の様態

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