◆ 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます

今年4月1日、23年ぶりに改正された新区分所有法が施行されます。新法は、すべてのマンションの管理組合運営に関係し影響を与えることから、今年は大きな変化の年といえるでしょう。

わが国におけるマンションは、高度経済成長期以降、急速に増加し、都市部における中心的な居住形態となっており、マンションストック戸数は依然として増加の一途をたどっています。

しかし、多くのマンションが建築から長期間経過し、区分所有者も高齢化が進み、建物の老朽化や空室化、役員の担い手不足、積立金の不足などの課題が顕著化してきています。

このような社会状況に対応し、マンションのライフサイクル全体を見通して管理や再生の円滑化を図るため、法改正が行われました。改正の最大のポイントは、管理や再生をスムーズに進めるための総会決議要件の緩和、いわゆる多数決ルールを緩和することです。その理論のベースには、マンション管理に関する「区分所有者の責務」についての考え方があります。

今回、区分所有者は、管理組合の構成員として、「建物並びにその敷地及び付属施設の管理が適正かつ円滑に行われるよう、相互に協力しなければならない。」という重要な条文が新設されています。

マンションは、一つの建物の中に、年齢や職業、家族構成、生活パターンも違う他人同士が日常生活を営むのですから、それぞれの考え方や意見に違いがあるのは当然です。相互に協力するため、互いに意見を述べ合うことは大切ですが、話し合いには守るべきルールが3つあります。

① 相手の意見を最後まで聞くこと (時間の許す範囲で)

② 相手の尊厳を守ること      (決して人格・尊厳を傷つけない)

③ 発言の機会を均等にすること  (特定の人ばかりでなく様々な人からの意見をきく)

これは、「話し合いの作法」とも言えます。

今年は「午(うま)」年、さまざまな人々の意見を「馬耳東風」と聞き流さず、しっかり受け止め、ウマく歩みを寄せて折り合いをつけ、合意という馬車に乗ってみんなでゴールを目指しましょう。

福管連では、管理組合の皆様が安心して快適なマンションライフを送られますよう、さらなる成長と変革を目指し、役職員一同尽力してまいります。

皆様方のご健勝をお祈り申し上げ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

NPO法人福岡マンション管理組合連合会 役員・職員一同