◆ コスモスの会 今年も盛況でした

令和4年12月3日(土)天神ビルで「第2回 コスモスの会」を開催しました。「コスモスの会」は女性役員(役員経験者も含む)だけの情報交流会です。女性ならではの目線で管理組合の問題点などをみんなで話し合いました。

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最初に「マンション管理元気予報図」をし、自分のマンションの管理運営状況を採点してみました。その結果、改善すべき点などがわかりました。その後、様々な話題について意見交換をしていきました。

≪主な話題≫

【大規模改修工事】

大規模改修工事を設計監理方式にするか、責任施工方式にするか、管理会社任せにするか検討したが、やはり自分たちのマンションなので、自分たちで勉強してやっていこうということで修繕委員になり、福管連と相談して設計監理方式にして大規模改修工事をしたという管理組合がありました。大規模改修工事中は、女性のほうが室内にいる時間が長いので、設計監理の方と話し合い進めていき、結果的に前回に比べて費用も安くなり、良い改修工事になったとのことでした。

【コミュニティ形成】

マンションに高齢者が増えてきて、高齢者が孤立することのないようイベントを企画した管理組合がありました。市の地域包括支援センターの方に来ていただいて認知症予防や誤嚥予防の体操などをレクチャーしてもらい、食事をしておしゃべりをして親睦を深めたとのことです。お昼のお弁当もいくつも試食し美味しいところを探して選び、集会室のトイレに手すりがないことに気付き、直ぐに設置したというきめ細やかさは、まさに女性ならではです。最初は硬い表情の高齢者も、終わりのころには表情が明るくなり、今後も続けていきたいとのことです。マンションのコミュニティは、あいさつ程度ではなく、もう少し踏み込んだコミュニケーションがあれば、お互いに本当に困ったときに頼ることができ、高齢者が孤立することがないと感じたとの話でした。

【管理組合の会報誌(理事会だより)の発行】

「理事会だより」の発行について、「理事会議事録」と「理事会だより」の違いが話題に出ました。「理事会だより」を季節感のあるイラストや時候の挨拶を入れて、区分所有者の人が興味を持つように工夫(誰も見ないような冷たい感じの事務的な報告でなく、掲示板に貼ったとき皆の目を引くよう柔らかい雰囲気のものにするなど)している管理組合がありました。ただし、理事が交代したら作ることができないこともあるのが問題ですとのことでしたが、他の参加者から義務になると苦痛になるので、できる人がいれば作ればよい、という柔軟な対応をすれば良いのではとの意見が出ました。

その他、保険や修繕積立金の話など様々な意見が飛び交い、有意義な意見交換会になりました。

来年も開催しますので、女性役員のみなさん、ぜひご参加ください。