超満員でした!! 給排水管更新工事セミナー

給排水管は高経年マンション共通の課題
平成23年7月9日(土)に天神ビル(福岡市中央区天神)で開催しました「給排水管更新工事セミナー」は、207名もの多数の皆様にご参加をいただきました。
 給排水管の問題は、高経年マンション共通の課題であり、その関心度の高さを物語るものです。

第1部 「設備配管改修の体験談」
福管連会員マンション生の松原住宅管理組合の元修繕委員長で、マンション管理士の浜川皓様から「設備配管改修の体験談」と題して、平成14年〜15年にかけて生の松原住宅で実施された給排水設備改修工事について、実体験をもとに興味深いお話をしていただきました。
 排水管更新工事、直結増圧給水方式へのシステム変更、さや管ヘッダー方式の採用等々です。
とくに、給排水工事は、在宅が必要であり、水道を使えない時間帯があるなど、居住者の協力が不可欠で、その合意形成の努力が重要と力説されました。

第2部 「マンションが長持ちする給排水設備の改修ノウハウ」

有限会社マンションライフパートナーズ一級建築士事務所代表取締役一級建築士 柳下雅孝様に、「マンションが長持ちする給排水設備の改修ノウハウ」と題して、講演していただきました。設備専門家としての実務を基礎とした貴重な見識を180枚にも及ぶスライド写真をもとに、はぎれのいい、しかもユーモアを交えてお話をしていただき、90分の持ち時間が、あっという間に過ぎてしまいました。
とくに印象に残ったのは、次の5項目でした。
  1. 排水管高圧洗浄で、ステンレスメッシュホースを使うことが多いが、管を痛めるのでゴム被覆ホースを使うこと。
  2. 震災後の給水をマンション全体で確保できるような改修が増えている。古い高置水槽は耐震性能が低いものが多いので、高置水槽を無くすことで、耐震リスクを軽減でき、建物積載荷重の減量に寄与できる。
  3. 改修時点で、できれば、新築当初からの露出配管をなくすこと。
  4. 地震による電気温水器の転倒事例が多く階下に被害。耐震固定工事が必要。
  5. スラブ下排水管の改修(スラブ上化)は、浴室リフオームと一緒に考えよう。
第3部 質疑応答
質疑応答では、直結増圧給水方式に関する質疑が多く出されました。柳下講師のお話では、東日本大震災後は、受水槽を残す動きも出ているとのことでした。時間内に回答できなかったご質問については、後日回答をお送りしました。


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