大規模修繕工事の瑕疵保険 いよいよ販売開始

 ハウスプラス住宅保証(株)(本社東京都港区)は、平成21年12月8日に、マンション等の大規模修繕工事の施工に起因する瑕疵を補償する保険業務について、わが国で初めて国土交通大臣の認可を受けました。

 ハウスプラス住宅保証(株)は、東京電力、三菱商事、三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険などを主な株主とする資本金3億5千7百万円の会社で、品確法の住宅性能評価、瑕疵担保責任履行法の保険法人業務、環境測定・評価、耐震診断などを主な事業内容とする会社です。

 今回、瑕疵補償保険業務が開始されたことに伴い、福管連では早速3月19日(金)に、ハウスプラス住宅保証(株)の担当者を招き、当会賛助会員のうち大規模修繕工事に関連する業者の方を対象に説明会を開催しました。定員30名のところ、定員を超え補助椅子を出すほど多くの方々に参加していただきました。

★★★大規模修繕工事の瑕疵保険とは★★★
  1. 保険の対象は、すべての規模の鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄骨造の住宅で、団地であっても、契約は1棟ごとに締結される。

  2. 保険を掛けるのは、これら共同住宅等の大規模修繕工事業者。この保険料が工事費に上乗せされるかどうかは、各業者の判断。

  3. 保険対象部分は、工事業者が締結した(1)構造耐力上主要な部分、(2)雨水の浸入を防止する部分、(3)給排水管路、(4)給排水設備、(5)電気設備、(6)防錆工事を行った手すり等である。ただし、(1)または(2)のいずれかは必ず含めなければならない。
    (3)〜(6)だけでの契約はできない。

  4. 会社が定める施工基準に満たない場合は、保険契約を締結できない。

  5. 保険期間は、工事が完了し引渡し日から5年間。ただし、屋上防水等は特約で10年に延長も可能。

  6. 保険金は、保険対象工事の瑕疵が原因で、会社が定める事由(保険事故)に該当する場合に限って支払われる。工事業者が通常行う「工事品質保証」に比べるとかなり条件が厳しいので、実際の契約では十分に確認する必要がある。

  7. 保険料の例
    例えば、(2)雨水の浸入を防止する部分と(6)手すり等の防錆工事を組み合わせた1住棟の延床面積が3千m2以上〜6千m2未満の場合で563,350円、6千m2以上〜9千m2未満の場合で684,750円(いずれも特約付帯なし)である。
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(福管連の見解)業務が開始されたばかりで、結論的なことは言えないが、保険金が出る範囲は極めて限定される模様。管理組合は、瑕疵保険を付けた場合と付けない場合の両方の見積書を提出してもらい検討することが望ましい。


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