| 下高宮住宅マンション建て替え事業 見事に完了 |
| 福岡市南区高宮2丁目にある下高宮分譲住宅は、鉄筋コンクリート造5階建て2棟40戸、福岡市住宅供給公社第1号の分譲マンションです。 昭和45年に入居。1戸当たり床面積64.91平方メートル、分譲価格454万3千円〜479万3千円。非常に人気があり、6.9倍の応募があったとのことです。 ◇ ◇ そのマンションも、築33年経過した平成15年には水漏れ事故が発生。配管の修理も必要となりましたが、1戸当たり約80万円の費用がかかるとのことで、建替えの声が出てきました。逆に建物はまだ使用可能との意見も出ました。当時のマンションの相場が500万円から600万円なので、それに修繕費を80万円も投資する価値があるのか、エレベーターもないなどの意見も出ました。 |
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| このような状況の下、平成15年12月建替えを考えてもよいという有志で第1回の勉強会が開かれ、以後6回にわたり勉強会が開催され、建替え計画素案がまとめられました。そうして、平成16年4月の総会で「下高宮建替検討委員会」の設立が承認されました。 平成16年12月の建替検討委員会で三井不動産を事業協力者として仮選定、平成17年3月の総会で正式に承認されました。その後、ラプロスを事業協力者として依頼し、個別相談会や近隣説明会の開催をサポートしてもらいました。このようにして、建替えの計画案が作成されました。容積率に余裕がありましたので、当時40戸の住戸は、50戸増やし90戸にする計画となりました。 |
ついに総会で「建替え決議」を承認可決 |
| 平成17年12月17日開催の全体総会で、建替決議は議決権者数で36個(90%)、区分所有者数で34名(89.5%・34/38)の賛成多数で可決されました。話し合い開始からわずかに2年です。 平成18年4月、福岡市は建替組合設立を認可。同月、建替組合設立総会を開催、役員の選任と建替事業に必要な事項が全会一致で可決されました。平成18年7月には、誰がどの住戸に入るといった権利変換計画が福岡市から承認され、その後、立退き、建築確認申請、解体と進み、平成18年10月末には着工式が行われました。 |
プライムコート高宮の誕生 |
| 新築工事は順調に進み、工事中2回の現場見学会も行われました。新マンションの名称は、建替組合員から募り、審査の結果「プライムコート高宮」と決定しました。 平成18年10月末に始まった新築工事は、平成20年2月に完了し、鹿島建設から建替組合、同組合員へ建物と各住戸の引渡しが行われました。 |
建替事業の成功のポイントは |
| 建替事業がこのようにスムーズに取り運ばれ、「建替事業は成功した」と評価してよいと考えます。その成功の秘訣は何か。 平成21年3月に「下高宮住宅マンション建替組合有志」による「下高宮住宅マンション建替事業記念誌」が発行されましたが、その中で建替えの成功の秘訣として「(1)事業は公開・透明・公平を心がけたこと、(2)賛成者・非賛成者は互いに尊重しあい、意見、要望を十分に聞く、(3)デベロッパーには早期に参加してもらい、専門知識と事業資金のノウハウを受ける、(4)中立的立場のコーディネーターの役割は重要、(5)組合員と事業協力者は相互理解と意思の疎通を図る、(6)区分所有者の中にリーダーシップのある推進役が存在することは大切」とまとめられていますが、その通りです。 |
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