予備費使用に伴う会計処理の方法は?

■ Question

 小修繕費に30万円の予算をたてていますが、最近屋上の漏水があり、70万円の修繕費がかかりました。40万円の予算不足分は、予備費100万円のうちから充当したいと考えます。

 (1) この場合、予備費の使用は理事会の決議だけでできるのでしょうか。
 (2) また、会計処理の方法は、予備費の欄に50万円の支出をたてるのでしょうか。
    それとも小修繕費の科目に計上するものでしょうか。
■ Answer ■

理事会承認、決算は本来の科目で
 予備費は予測し難い支出予算の不足を補うために設けるものですから、弾力的に運用できなければ、予備費を設けた意味がありません。

 (1) したがいまして、予備費は理事会の承認で使用を決定して差し支えありません。
 (2) また、会計処理は、予備費を使っても支出の内容に見合った本来の科目に計上してください。予備費は予算科目であり決算には使いません。

 例えば、建物の補修であれば「小修繕費」に計上します。これを収支計算書に表すと次のようになります。

収支計算書
科  目
予 算 額
決 算 額
差  異
備  考
II  支出の部
  小修繕費

700,000

700,000

0

予備費から400,000円

  予備費
1,000,000
△400,000


600,000

小修繕費へ400,000円

 注)予備費のうち△400,000円は、理事会の承認により小修繕費に充当した。


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