| <耐震強度偽装特集> 建物の安全性確保のための建築基準法等改正が成立 ― 耐震強度不足、名義貸しなどの罰則を大幅に強化 ― |
| 耐震強度偽装事件の再発防止対策を目的とする建築基準法、建築士法など4法改正が6月14日参議院で可決され成立しました。公布から1年以内に順次施行されます。主な改正項目は、次の6項目です。しかしこれで終わりではなく、まだまだ問題点が大幅に残っています。秋の臨時国会に向けて、欠陥住宅被害者救済、賠償保険強制加入、専門建築士の資格創設などが課題となります。 |
|
<耐震強度偽装ニュース> |
| ● 耐震強度偽装マンションの建替え、管理組合総会で可決 |
| 元一級建築士姉歯秀次被告が耐震強度を偽装したグランドステージ池上(東京都大田区・9階建て24戸)では、6月24日(土)総会を開催し、マンションの建替えを区分所有法の要件である議決権及び区分所有者数の5分の4以上の賛成多数で可決しました。 建替えに伴う区分所有者の負担は、平均1250万円とのことです。総事業費は8億円、取り壊しや建設費への公的助成や建物内に公共の集会室を設けて大田区の助成を活用し、住戸数を2戸増やすなどして住民負担額を当初の試算より2/3から半額程度に抑えることができたそうです。再建計画は、地元のNPO法人が大田区の委託よりとりまとめました。 |
| ○ 耐震強度偽装被害マンションの区分所有者が川崎市などに損害賠償請求 |
| 川崎市川崎区にあるマンション「グランドステージ川崎大師」(23戸)の全区分所有者は、川崎市、元一級建築士姉歯秀次被告、設計元受のスペースワン建築研究所(清算手続き中)、施工業者太平工業(東京都中央区)などを、総額6億円の建替え費用等を求めて、近く損害賠償訴訟を起こす方針を決めた模様です。 川崎市に対しては、平成17年6月の最高裁判決を根拠として検査確認機関「イーホームズ」(指定取消し済み)が強度不足を見逃した責任を川崎市に問うものです。 |
▼グランドステージ川崎大師![]() 日経アーキテクチャーより |
| ● 小嶋社長ら3人を起訴、総研の詐欺容疑は立件断念で捜査は終結か? |
| 6月7日、東京地検はヒューザー(東京都大田区、破算手続き中)の社長小嶋進容疑者を詐欺容疑で起訴、木村建設の木村盛好被告を詐欺罪で、姉歯秀次被告を建築基準法違反の罪で追起訴しました。 しかし、経営総合研究所(総研)(東京都千代田区)の関係者の詐欺容疑の立件は断念する模様です。今後姉歯容疑者の偽証容疑の立件したうえで、偽装事件の一連の捜査は終結する見通しです。 |
|
|
| Copyright(C)2006 PICT. All rights reserved. |