- 売り主の保険加入義務化先送り
マンションに欠陥があった場合、売り主は修補や建替えの義務が発生しますが、倒産すれば追求できなくなります。それを担保するのが保険制度です。
しかし、耐震偽装のように売り主に故意や重過失がある場合は現在の制度では保険の適用はありません。これを適用するように改めるためには国による再保険制度を設けるなどの制度設計や保険業界との調整が必要であるとして先送りが確実となっています。
- 地方自治体の権限強化に反対論
民間の確認検査機関が偽装を見逃したこともあり、確認検査機関に地方自治体が立入り検査できることや報告内容を充実すること、違反があれば地方自治体から国に報告し、業務停止命令を出すことなどの改正が行われる予定です。これに対して、地方自治体側から反対の声が出ています。理由は地方自治体の業務が増えるからとのことです。
しかし、最高裁判所は、平成17年6月24日の決定において「民間確認検査機関による建築確認であっても、建築主事を置く地方自治体にも責任がある」としているので、国交省は、地方自治体にも責任があるとの立場を貫く模様です。責任を負いたくないとする地方自治体の反対論は管理組合の立場から見ても疑問です。
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