国土交通省「マンション管理標準指針」を公表

― マンション管理の基本書として活用を! ―
 国土交通省は、12月15日「マンション管理標準指針」を公表しました。

マンション管理の広範多岐にわたる具体的な内容を管理組合役員が判断し、改善項目を把握することは容易でないので、<マンションの維持・管理のため、「何を」「どのような点に」留意すべきか>を示すためにこの指針は作成されました。

マンションを適正に管理するために考慮すべき重要事項として5項目を挙げています。福管連で平成17年1月に発表した「マンション管理評価基準」の基本5項目と対比しますと、次のとおり、大差ありません。管理のポイントは変わらないということかもしれません。

▼福管連(17.1.7)
「マンション管理評価基準」
▼国土交通省(17.12.15) 
「マンション管理標準指針」

I
 財務基盤の確立 
 管理組合の運営
II
 タイムリーな維持管理
 管理規約の作成及び改正
III
 長期経営計画の推進
 管理組合の経理
IV
 管理規約の充実 
 建物・設備の維持管理
V
 管理組合の円滑な運営
 管理業務の委託

        ◇                  ◇
 この指針は、基本5項目を66の小項目に分け、項目ごとに「標準的な対応」と「望ましい対応」を示しています。「標準的な対応」とは、マンションを適切に維持管理していくための原則であり、「望ましい対応」とは、これを実施することによりマンション管理の一層の適正化や向上が期待できるものです。

 例えば「一 管理組合の運営」で総会・理事会の開催回数や議事録の保管などは標準的な対応に記載し、防災・防犯項目で非常食の備蓄・高齢者等名簿・防犯マニュアル作成・パトロールを実施することなどは望ましい対応に含めています。

マンション管理の基本書・入門書として有意義

 項目ごとにコメントを付け、区分所有法・管理規約などの該当条文を引用し、マンション総合調査結果、法定点検、修繕周期表、修繕積立金試算例など豊富な資料を付けていますから、マンション管理の基本書・入門書として役に立つマニュアルです。

 ただし、滞納率は○%以下にすべきといった具体的目標値は示されていません。具体的評価基準や評価の実施は、国など「官」で行うべき事項ではなく、民間で行うべき事項との考え方があるからかも知れません。

 この「マンション管理評価基準」は、福管連事務局にも置いていますから、ご希望の方はお申込みください。(税込み1000円/冊・160ページ)


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