京都方式による大規模改修工事
西日本研修セミナー 福岡で開催される
「京都方式」とは

 大規模改修工事の進め方として、一般に(1)設計監理方式と(2)責任施工方式がありますが、全管連加盟の京滋マンション管理対策協議会では、いわゆる「京都方式」で大規模改修工事を進めています。

 京都方式の特徴は、まずコンサルタントを選び、コンサルタントのアドバイスを受けながら、組合員は学習会を月に2回程度開催し、手づくりの改修を行うところに特徴があります。そうして、まず塗料・防水メーカーを選定します。続いて施工業者を選定します。

 着工後は、管理組合、コンサル、施工業者、メーカーが連携を取りながら竣工を目指して取り組んでいきます。この方式により大規模改修工事を実施したマンションでは、自分たちの力で工事をやり切ったことによる管理組合の建物管理能力が向上し、工事後の日常管理やその後の計画修繕に対して、管理組合自身がそれらを適切に行うことができるという大きな成果が生まれています。

西日本研修セミナーの開催

 京都方式を研修するための西日本研修セミナーは、2月11日(金)から12日(土)にかけて福岡市中央区のアクロス福岡で開催されました。
 遠くは、名古屋、関西からも参加し、約90名が2日間熱のこもった研修をしました。

まず、建診協の山口 実 理事長から「マンション改修の新しい工法〜価格競争から質的競争へ〜」とのテーマで講演が行われました。山口氏は、共用部分の改修工事について、ここ数年、関西、関東で異常な安値競争が進行しているが、「安かろう悪かろう」でマンションの破壊につながると危惧を表明されました。

 極端に安く受注したときは、いかにごまかすかのテクニックに結びつき、値段相応の工事にならざるを得ないのです。管理組合のリーダーは、ぜひ質を伴った競争を考えてほしい、価格競争でなく、質的競争こそが消費者(居住者)が望んでいることであると理解して欲しいと力説されました。

続いて、外断熱工法の紹介、各地における改修工事の取組み事例等の発表があり、有意義なセミナーでした。

次回は来年2月11日〜12日に熊本で開催されることが決定されました。


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