| 福岡市で新法による建替え始まる ― 中央区小笹団地 ― |
|
| 福岡市中央区の小笹団地(築36年、2棟36戸)では、このたびマンション建替え円滑化法に基づいて建替えを行うことを総会決議し、マンション建替組合の設立の認可を受けました。新法による建替えは、福岡では初めてです。 この団地では、2年前から建替えの検討を開始し、コーディネーターとして(株)ラプロス(当会賛助会員:本社 福岡市中央区)を選び、アドバイスを受けながら、決議に漕ぎつけたものです。 今まで修繕などの手入れが行き届き、「壊すにはもったいない」との声もあったのですが、エレベーターが無く、居住者の高齢化もあり、建替えを決めたそうです。建替え反対の意見を持った人も2名いましたが、建替えには賛成し、自分は別のマンションを購入し、出ていくことに決めています。 ◇ ◇ 平成17年1月に解体し、3月から新マンション建設に着工する予定です。 今までの2棟36戸を1棟50戸にして、18戸を建設費等に廻す計画です。部屋の面積は1戸60平方メートルか75平方メートルと25%広くなります。売出し価格は2400万円程度だそうです。 今まで60平方メートルの住戸に住んでいたSさんは75.44平方メートルの住戸に入りますが、住戸価格2168万円のうち1220万円が手出しになり、このほかに、転出転入の2度の引越しと賃借住戸家賃で200万円の支出になるそうです。 手出し分は、住宅金融公庫の高齢者返済特例制度(建替え限定)も検討中とのことです。この制度は、1000万円借入れの場合、利子の24,166円だけを毎月支払い、死亡時に相続人が元本を支払う制度です。 一方転出するIさんは、2090万円のマンションを購入しますが、手出し1100万円と小笹団地の権利金990万円で賄うとのことです。 ◇ ◇ 建物は使えますが、エレベーターがないなど社会的老朽化による建替え事例を紹介しましたが、環境の時代の中で、エレベーターを取り付けるなど再生の技術も開発してもらいたいものです。 | |
|
|
| Copyright(C)2004 PICT. All rights reserved. |