監事に責任はない?

■Question
 今回の総会で監事に選ばれました。「監事に責任はなく、仕事は年に1回決算書に印を押すだけ」と理事長にいわれ、就任を承諾しましたが、本当にこれでよいのでしょうか。
■ Answer ■
 決算書に印を押すだけの監事さんが多いのは事実ですが、これはとんでもない誤解です。一般に、監事は会計監査だけ行えばよいと考えられている節がありますが、そうではありません。監事には次の職務があります。

(1)会計監査および業務監査を行うこと。(2)不正や法律違反の有無をチェックするとともに、業務執行の妥当性を監査すること。(3)監査の結果、不正があると認められるときは、臨時総会を招集すること。(4)理事会に出席して意見を述べること。(議決権はない。)

 会計監査だけでなく、業務監査も仕事の内です。総会決定事項が守られ、実施されているか、安易に1社の随意契約をしていないかなど、業務執行状況も監査すべきです。

 会計監査は、収支計算書や貸借対照表が適正に作成されているかの監査であり会計帳簿や領収書などと照合します。こうしたチェックは大変な作業量ですから、年2回ないし4回は行うのが望ましいものです。
もし不正が発見されたら、きちんと監査報告書に記載し総会で報告しなければなりません。うやむやにすることは役員の義務違反となり責任を問われることもあります。

 監事には、このように重要な職務があり、権限があります。監事は、理事長と対等の立場にあると考えて監査を行ってください。


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