会計担当理事の役割は

■Question
 今回はじめて、順番制で会計担当理事になりました。簿記の知識はありません。皆は管理会社が全部やってくれるから任せておけばよいといいますが、本当にこれでよいのでしょうか。
■ Answer ■
 会計は組合員の大切な財産を管理する仕事であり、簿記の知識は無くて結構ですが、役員としてポイントは押さえてください。まず、金銭事故防止の体制ができているかどうか、次の点をチェックしてみましょう。

(1)預金通帳は管理組合の名義になっていますか。
(2)通帳は管理会社、印かんは役員と分けて保管していますか。
(3)支出については役員が一件ごとに目を通し押印していますか。
(4) 毎月、総勘定元帳・仕訳帳と領収書綴りが管理会社から提出されていますか。
(5) 収支計算書と貸借対照表が、半年または三か月に一回作成されていますか。


 この五つの質問全部が○であれば、あなたの管理組合の会計はまず合格です。とくに、(1)、(2)は、マンション管理適正化新法で財産の分別管理として定められた事項であり、重要なことです。
 会計には金銭事故防止以外にも目的があります。その一つは、総会の場で全組合員に対して収支結果と財産の状況をきちんと報告することです。 もう一つは、組合員のお金を有効に使うことです。マンション会計では、予算準拠主義といって、総会で決算された予算の範囲内でいかに有効にお金を使うかが大事なことです。
 会計に限りませんが、管理会社に全面委託していても任せ放しはいけません。大事な点はチェックしてください。


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